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Toshio Ushijima

5年算数「伝図ゲーム」

5年算数では、授業の導入に算数ゲームを取り入れています。

今回は、その算数ゲームの一つ「伝図ゲーム」を紹介します。

伝言ゲームは、「言葉を伝える」ゲームですが、伝図ゲームは、「図を伝える」ゲームです。


まず、下の図を見てください。


みなさんが、この図を「言葉で伝える」としたら、どのように伝えますか。

5年算数では、この図を見て、友だちに「言葉で伝える」というゲームをおこなっています。


「まず、正方形をかきます。」

「次に、正方形の内側に、ぴったりくっつく円をかきます。」

「その円の中に、ぴったりくっつくひし形をかきます。」という具合です。


この図を伝えるためには、順序立てて説明しなければ伝わりません。

また、伝える相手によっては、「正方形」「円」「ひし形」を知らないかもしれません。

そんな場合は、相手のことを考えて、言葉をかえる必要があります。


この「伝図ゲーム」は、何年生でも取り組むことができます。

おたがいに図をかいて、説明し合ったり、よく似た図の中から、どの図が正しいかを考えたりすることもできます。


ぜひ、ご家庭でも「伝図ゲーム」で愉しんでみてください。


ちなみに、上の図で一番中にある図形、みなさんならどう説明しますか。

以前、台形を知らない児童が、こう説明しました。

「彫刻刀の先で、こんな形があります。」

とても、おもしろい発想です!

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